うさぎと暮らして10年。築いた絆は宝物!
我が家には10歳のホーランドロップイヤーの男の子のうさぎがいます。
うさぎは、ペットとしての年月はまだ浅く、犬や猫に比べたら、飼う難易度はまだ高い部類に入ると言えます。
獣医さんの中でも、うさぎは診察できない、という方もいらっしゃるくらいです。
我が家のエンジェル💓です。
懐かない、躾ができない、、など色んな事が本でも書かれていたり、ネット上には間違った情報や、うさぎさんの生態を知らないで、命を絶やしてしまったり、虐待に近いことを悪気なくアップされているので胸が痛いです。
まだ、確率していない分野、可能性は多々あるのが現実です。
でも3歳児程の知能はあるだろうと言われています。
一緒に暮らして、本当にそうだな、と思います。賢いです。
私も、なんにもわからないまま、この子との暮らしが始まりました。
10年前は、本当に懐いてくれるのかな?
愛情が伝わるのかな?
ブリーダーさんにお返しした方が、この子にはいいのではないかな?
と思うくらい、環境の変化に馴染めず、ケージから出てこない、私たちを見る目は冷たい、、、
悩んだくらいです。
そしてうさぎさんの生態を勉強しました。
本も買いました。でも、後になってわかったのは、本にも間違った情報が書かれていて誤解を生んでいる、ということです。
それだけ、まだ発展途上だといことです。
幸い、うさぎ専門医の獣医さんと出逢えて色んなことを知れました。
10年の中で、病気もしました。
もうダメか、、という命の危機もありました。
小さくても、命、性格はちゃんとあります。
この子は、激しく破壊的に喜怒哀楽が爆発する面白い子です。獣医さんからそう言われました。笑。
誰に似たのでしょうね~。
でも、その激しい性格から、ジャンプやダイブ?した時に?か、気づいたら右目眼球が少し赤くなっていて、、急いで専門医に駆け込みましたが、角膜貫通という、大怪我をおい、右目失明しました。
それでも死ななかっただけ、良かったです。
うさぎさんは、目の後ろに血管が沢山走っていて、目の怪我は致命傷になることもあります。眼球が、萎縮して摘出しなくて済んだだけでも、良かったのです。
それ以来、怪我しそうなものは排除したサークル空間を作り、バリアフリーにしました。
そういう危機も幾度も一緒に乗り越えてきたからだと思いますが、今では、子供同然。
完全に家族。
本人も自分は私たちと同じと思っていると思います。
見えない絆は、確実にあります。
お互い信頼関係があるのが、はっきりわかるからです。
寝るまでの間、リビングのソファで過ごすひとときは、家族みんなの幸せな時間。
ただ、ただ、愛おしい存在。
一緒に寝るし、腕枕してよ~と、甘えん坊がすごいです。
小さなストーカーさんで、どこにでも一緒についてこようとします。
また、この子が、何を言ってるのか?言葉ではなくても、仕草や訴えかけてくるアピールで、だいぶわかるようになりました。
お腹すいたよ、ペレット追加して入れてぇ。
お野菜カピカピだよ、新鮮なのちょうだい。
布団に入れて~眠い、いい子して撫でて~。
一人は嫌、だっこ~。
何食べてるの?俺も食べたい。
おいちぃ、おぃちぃ!もっと~。
そして、キスを沢山してくれます。
うさぎは食糞するので、抵抗ある方もいらっしゃるでしょうし、菌のことからも賛否両論なんですが、我が家では、大スキ!のキス💓は普通のスキンシップです。
寿命は7から8年と言われていましたが、最近はうさぎの治療も進み、10歳を迎えれる子も少なくはないですが、普通でもないです。
私が勉強会にも参加したうさぎ専門医の先生は、目指せ!10歳!をスローガンに掲げていらっしゃいます。
また、同じうさぎ飼い主交流の中でも10歳の壁はあるようです。
それでも、我が家の子は、なんやかんやあっても、今年春になったら、11歳です。
老いと共に、左目もほとんど見えていない様子ですし、耳もとうに聞こえません。
だから、驚かさないように、ふって息を吹いて、触るよ、と合図します。
見えない、聞こえない、話せない、三重苦のヘレン・ケラーじゃないか!人間なら気が狂いそうだなぁ、、主人は言います。
それでも、本人は至って悲壮感なく、幸せそうに毎日、私たちを振り回してくれ、我が家はこの子中心の生活です。😉
どんな動物にも生き物にも、心があり感情があります。
その子によって性格もあります。
うさぎさんみんなが、我が家の子のようではないでしょう。
でも、小さな命を大切に、その子らしく、そういうのは人間も、一緒に暮らしてくれる動物も家族として同じではないでしょうか?
その子の個性を愛する。
思い通りにいかないことや普通じゃないことに嘆かないで、寄り添う。
その関係の中で芽生えた、絆は、相互の信頼は、何にも変えられない宝です。
私たち夫婦は、この子に、どれだけ愛されて幸せなことでしょう。
これからも、この子のことは、書いても書いても書き足りないので、折りに触れ、また綴っていきます。